フィリピン ジンベエスイム
- ホーム
- フィリピン ジンベエスイム
二つの異なるジンベエ
フィリピンには二つのジンベエザメと泳げるポイントがある。
一つはセブ島南に位置する「オスロブ」、もう一つはマニラから国内線で移動する秘境「ドンソール」。共に同じくジンベエザメと泳ぐジンベエスイムが楽しめるポイントだが、今に至る経緯は全く異なる。
セブ島・オスロブ
オスロブは、今セブで最も話題を集めるジンベエポイント。
2011年にスタートしたオスロブのジンベエスイムは、地元の漁師が漁の際に網からこぼれた小魚を食べに来たジンベエザメを偶然見つけたことが始まりとなる。
それから毎日決まった時間に定期的に餌を与えることで、ジンベエが居付くようになり、 それが「ジンベエフィーディング」として確立され、村の一大観光イベントへ急成長した。 ほぼ100％の確率で会えるが、あくまで人間の手によって集まったジンベエザメである。
但し、オスロブでは、漁師が撒くプランクトンの餌を食べるフィーディング風景を見ることができる。水族館でもよく見る光景だが、自然の海でほぼ100％見ることが出来るのは世界でもこのオスロブだけである。
ジンベエフィーディング
水深5～10Mほどの浅瀬にジンベエザメが毎日集まってきて、お昼を過ぎるとジンベエは帰っていくので、ジンベエスイムを楽しめるのはほぼ午前中だけに限られる。
水面近くで口を大きく開けて、海水の勢いを利用しながらプランクトンを吸い込む姿は圧巻で、いわゆる立ち泳ぎして食べる様子が自然界で見られる貴重な場所。
【アクセス】
マクタン島セブ空港より車で約3時間
サンタンダー（ルビリゾート）よりボートで約10分
リロアン（ヴィラトロピカルパラダイス）よりボートで約15分
【スケジュール】
午前 オスロブ ジンベエフィーディング（スノーケリング又はダイビング） ※昼食はパックランチ
午後 スミロン周辺（スノーケリング又はダイビング）
【オスロブ入海料】
スノーケリング ： お一人様1,000ペソを現地にてお支払いください。
ダイビング ： お一人様1,500ペソを現地にてお支払いください。
【宿泊リゾート】
・ルビリゾート（サンタンダー） ※オスロブまでボートで5分
・ヴィラトロピカルパラダイス（リロアン） ※オスロブまでボートで15分
レガスピ・ドンソール
一方、ドンソール湾では、古くから野生のジンベエザメが集まり、 この海域にはおよそ数百匹のジンベエザメがいるとされている。
毎年1～5月ごろに掛けて集団で現われるので、出産のために集まるのではないかという話もあるが、依然詳しい理由は判っていない。 個体の大きさもオスロブに比べて一回り大きく、大きいものは8メートルを超えるジンベエも現れる。プランクトンが豊富な海域であることが間違いなく、約5カ月ドンソール湾で回遊し、その後南下して移動していくと言われている。
またWWF(世界自然保護基金)による厳粛な管理の下にあるため、 野生のジンベエを守るための条件（ダイビング器材を付けて海に入る事は不可等）を設けて、世界中のゲストが楽しめるようにジンベエスイムツアーが確立された。
オスロブと異なり、人間の手が加わっていない自然の中で確立された「ジンベエスイム」が楽しめるのが、ドンソールの最も大きな魅力である。野生のジンベエと一緒に泳ぐことが出来るのは、ドンソール湾を訪れたスイマーのみの特権。一期一会のスイムは緊張と感動の瞬間。
ジンベエスイム
フィリピン特有のバンカーボートに乗り込み、ガイドが究極の眼を持ったスタッフがボート上からジンベエを探す。
ジンベエを見つけたらボートで接近(10ｍ以内は接近禁止)し、ガイドの合図で一斉に海へ飛び込む。
その後はゲストの体力が続く限り、時間の許す限り、ジンベエザメとの競泳を楽しむ。
【アクセス】
マニラ空港より国内線でレガスピ空港へ約1時間、レガスピ空港よりドンソールまでは車で約1時間半
ドンソールよりポイントまでボートで約10～30分
【スケジュール】
午前又は午後（1日2回）のジンベエスイムに参加可能
【宿泊リゾート】
・ダンカランビーチリゾート
・エリシアビーチリゾート（2010年オープン）
